タイのイサーンとは?

イサーン地方とも呼ばれ、タイの5つの地方の中で最も広大な地域です。全部で20県が含まれます。

CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51258

平均標高約200メートルの緩い起伏が続くコラート高原がほぼ全域に広がっており、ナコーンラチャシーマー県やウボンラーチャターニー県などの「南イサーン」と、メコン川を挟んで隣国のラオスと国境を接するウドーンターニー県やナコーンパノム県などの別名「北イサーン」という2つのエリアからなります。
古代の農耕文明や、その後のクメール王朝時代の遺跡が各地で発見されるなど奥深い歴史性と、ラオスやカンボジアからの影響を受けつつ育まれてきた独自の伝統文化が魅力的です。

北イサーン:
ウドーンターニー、コーンケーン、カラシン、ルーイ、サコンナコン、ナコンパノム、ノーンカーイ 、ノーンブアランプー、ブンカーン、ムックダーハーン 、ローイエット、マハーサーラカームの12県

コンケーン

広大な大地を有する北イサーンは、経済や教育の中心地となるコンケーン県をはじめ、先史時代の遺跡が発掘されたウドーンターニー県、ラオスのビエンチャンを結ぶタイ・ラオス友好橋で有名なノンカーイ県他、1億3千年前に生息していたといわれる恐竜の化石が発掘されたカラシンなどがあります。
また、メコン川沿いに発展したエリアでは様々な民族文化と伝統が入りまじり、なかでもラオス文化の強い影響を受けています。

南イサーン
ナコーンラーチャシーマー(コラート)、ウボンラーチャターニー(ウボン)、ブリーラム、ヤソートーン、シーサケート、アムナートチャルーン、スリン、チャイヤプームの8県

ナコーンラーチャシーマー

東北地方の玄関口を言われるナコーンラチャシーマー県やブリーラム県、スリン県、ウボンラーチャターニー県を指します。 この地方はナコーンラーチャシーマー県を中心にタイシルクの生産地として知られる他、クメール帝国の影響が色濃く残る ピマーイ遺跡やパノムワン遺跡などのクメール遺跡が点在しています。 またスリンの象祭りやウボンラチャタニのキャンドルフェスティバルはこの地方を代表するお祭りの一つです。

Loading

皆様のご意見をお待ちしています。

ご意見をいただける方は下のボタンをクリックして表示されるご連絡フォームからご意見をお寄せいただけると幸いです。