未来を気にしすぎると、今が消えます。今を大切にすると、未来も変わります。

「未来のための我慢」はほどほどにして、自分の知恵とパワーを「今」に使いましょう。

日本人よ!未来なんて保証されてないぞ!

どうも皆さん、こんにちは。今日はちょっと耳が痛い話かもしれません。でも心配しないでください。耳が痛くても、それがあなたの寿命を縮めることはありません。むしろ、寿命を無駄にするような「心配性」な生き方こそ、注意が必要なのです。

さて、日本人の多くは「将来のために」今を我慢するのが得意です。将来のためにお金を貯め、将来のために結婚を考え、将来のために会社でイヤな上司にもニコニコし、将来のために健康診断で塩分を控える。とにかく「未来ファースト」な人生設計が大好き。

でもね――聞こえますか?――その将来、ほんとに来るのか?

保証はどこにもない

まず最初に言っておきたいのは、という、超絶シンプルかつ残酷な事実です。あなたがいくら手帳に予定を書き込もうが、将来の計画表をエクセルで色分けしようが、隕石が落ちてきたら終わりです。突然の病気、地震、交通事故、円安、地政学リスク、いろんな「まさか」がやってくるのが人生。

保険会社だって「将来を保証」なんてしてくれません。「万が一のために」って言いながら、万が一が起きたら思ったより保証されない。年金だって、もらえる「予定」なだけ。もらえる「保証」じゃない。

そう考えると、「将来のために我慢する」って、けっこうギャンブルじゃないですか?

日本人は「不安」が好き?

どうやら日本人は、漠然とした「不安」が好きなようです。テレビをつければ「このままだと老後資金が○千万円不足!」とか「物価は上がる一方、収入は…」みたいな話が延々と流れています。

でもね、冷静に考えてください。そんなに不安になって、何か解決しましたか? 不安ってのは、考えすぎると「行動力」じゃなくて「思考停止」になる。心配がぐるぐる回って、気づけば「何もしない」っていう状態に陥るんです。

そして、行動しなかった時間だけが、音もなく消えていく――まさに時間の無駄。

知恵とパワーは「今」しか使えない

あなたには知恵があります。今まで生きてきた経験、失敗から得た教訓、時にはズルいアイデアやこっそり覚えた裏ワザもあるかもしれません。それに、少なくともまだ身体は動く(多少ガタが来ててもね)。

でもその知恵もパワーも、「今」使わなきゃ腐ります。脳みそだって筋肉だって、使わなければ錆びつく。「老後のために温存」なんてしてるうちに、使う場面が来なくなる可能性のほうが高い。

たとえば、「いつか旅行に行きたい」と思ってる人。いやいや、行けるうちに行ってください。膝が笑う前に!😁

「いつか起業したい」と思ってる人。いやいや、アイデアが熱いうちに始めてください。60歳すぎてから「やってみたかったなぁ」って言うくらいなら、50代で失敗して笑ったほうがマシ。

今を生きるって、どういうこと?

「今を生きろ」と言われても、いきなりヒマラヤに登ったり、インドで出家したりしなくていいんです。高尚なことをする必要はありません。

・食べたいものをちゃんと食べる
・笑いたいときにちゃんと笑う
・やりたいことを先延ばしにしない
・「会いたい人」にすぐ連絡する
・朝のコーヒーをちゃんと味わう

そんな些細なことでいい。むしろ、そういう「小さな今」をちゃんと大事にする人こそ、人生が濃くなるんです。

余命は「予定日」じゃない

日本人の平均寿命は長い。だけどそれは「予定」です。誰もあなたに「あと何年生きられるか」の明細をくれません。しかもその寿命、元気に動けるかどうかも別問題。

今は70代80代でも元気な人は多い。でも、だからといって全員がそうとは限らない。「元気で長生き」の理想像を前提にして、今を我慢するのはもったいない。

仮に今日が「あなたの人生で一番若い日」だとしたら、そこから逆算して、今できることに全力を注ぐべきじゃないですか?

タイに住んでわかったこと

ちなみに筆者はタイに住んでいます。タイの人たちは、いい意味で「今」を大切にしています。多少のことは「マイペンライ(気にしない)」で済ませ、今日のごはんが美味しければOK、みたいな精神。

日本人からすると「もっと将来のことを考えなきゃ!」と感じるかもしれませんが、逆にその「将来ばかり見て今をおろそかにする生き方」こそが、日本人のストレス社会の元凶かもしれません。

もちろん、全く貯金しないとか、行き当たりばったりで生きろという話ではありません。でも「未来のために今を我慢しすぎる」のは、本末転倒。

まとめ:未来より今!

ということで、日本人の皆さん!
「未来のための我慢」はほどほどにして、自分の知恵とパワーを「今」に使いましょう。

不安な未来に怯えて、今を無駄にするより、ちょっと楽観的でも今を楽しむほうが、結局は豊かな人生になるのです。

未来を気にしすぎると、今が消えます。
今を大切にすると、未来も変わります。

今日できる最高のことを、今日やってみましょう。
だって、人生は――あなたが思ってるほど長くないんだから。

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