
主要ポイント
- 最新のデータ(2019-2020年)では、タイの成人の約42%が肥満(BMI 25以上)と推定されています。
- 男性では37.8%、女性では46.4%が肥満と分類されています。
- 肥満は特に女性で高く、公共の健康問題として注目されています。
概要
タイにおける肥満の現状は、国民健康調査(2019-2020年)に基づくと、成人の約42%がBMI 25以上の肥満とされています。これは、男性(37.8%)よりも女性(46.4%)で高い傾向があります。このデータは、ライフスタイルの変化やジャンクフードへのアクセス増加が背景にあるとされています。
予想外の詳細
興味深いことに、2022年の報告では「過体重と肥満」の割合が47.8%とされていますが、これは定義の違い(BMI 23以上を含む可能性)によるもので、さらなる調査が必要です。
詳細な報告
タイにおける肥満の現状は、近年増加傾向にあり、公共の健康問題として深刻化しています。以下では、最新のデータとその背景、関連する要因について詳しく説明します。
データの概要
最新の信頼できるデータは、タイの国民健康調査(National Health Examination Survey, NHES、2019-2020年)から得られました。この調査によると、成人の肥満(BMI 25以上)の割合は以下の通りです:
- 男性:37.8%
- 女性:46.4%
全体の推定値は、人口分布(男性49.2%、女性50.8%)に基づき、約42.2%と計算されます。これは、WPRO(西太平洋地域事務局)の基準(BMI 25以上を肥満とする)に基づいています。
定義と測定
肥満の定義は重要で、WHOの基準ではBMI 30以上が肥満とされますが、アジア地域ではWPRO基準がよく用いられ、BMI 25以上が肥満と分類されます。この違いにより、タイのデータ解釈には注意が必要です。例えば、2019-2020年のデータではBMI 25以上が「肥満」とされていますが、一部の報告では「過体重と肥満」が混同される場合があります。
最近の報告と矛盾
2022年のデータについては、Bangkok Postの記事(2023年3月31日)によると、タイ保健省の報告で「過体重と肥満」の割合が47.8%とされています。これは、2016年の34.75%から増加したと報告されています。しかし、この「過体重と肥満」がWPRO基準のBMI 23以上を指すのか、BMI 25以上を指すのかは明確ではありません。このため、2019-2020年のNHESデータが最も信頼性が高いと判断されます。
地域差と傾向
都市部、特にバンコクでは肥満率が高く、例えばバンコクの女性では腹部肥満(ウエスト周囲80cm以上)が50.4%に達すると報告されています(The Nation, 2025年3月4日)。一方、農村部では肥満率が低く、地域による経済格差やライフスタイルの違いが影響していると考えられます。
子供の肥満
子供の肥満についても注目すべきで、2016年のデータでは6-18歳の子供の肥満率が地域調査で報告されていますが、2021年のデータ(自報ベース)では13-17歳の全国データが利用可能です(World Obesity Federation)。しかし、成人のデータに比べると最新情報は限定的です。
寄与要因
肥満の増加は、以下の要因と関連しています:
- ジャンクフードや高カロリー食品へのアクセス増加
- 運動不足と座りがちなライフスタイル
- 経済成長に伴う食生活の変化
これらの要因は、特に都市部で顕著であり、公共政策の介入が必要とされています。
政策と将来展望
タイ政府は、2025年までに肥満率の増加を止める目標を設定しています(Bangkok Post, 2023年3月31日)。また、子供の肥満防止や塩分摂取量の削減など、具体的な目標も掲げられています(Global Nutrition Report)。
表:タイの肥満率(2019-2020年、成人)
性別 | 肥満率(BMI 25以上、%) |
---|---|
男性 | 37.8 |
女性 | 46.4 |
全体(推定) | 42.2 |
この表は、NHESのデータを基にしたもので、全体の推定値は人口分布を考慮して計算されています。
結論
最新のデータ(2019-2020年)では、タイの成人の約42%が肥満とされ、特に女性での高率が目立ちます。2022年の報告ではより高い割合が示唆されていますが、定義の違いにより注意が必要です。今後の調査や政策介入が、肥満問題の解決に重要となります。
主要引用
- Thailand National Health Examination Survey 2019-2020 data
- World Obesity Federation Thailand data
- Global Nutrition Report Thailand profile

都市部、特に首都バンコクでは、生活習慣の変化と運動不足が背景にあり、男性の肥満率は38.8%、女性は49.4%という高い数値が報告されています。また、中央地域、南部、北部、東北部でもそれぞれ異なる傾向が見られ、経済状況や生活習慣の差が影響しています。

5~19歳の小児・青少年の肥満率は 12.3% (2021年)で、10年前の2倍以上に増加。スナック菓子や清涼飲料水の過剰摂取が問題視されています。私の甥や姪には清涼飲料水は極力飲まないように指導していますが、時々隠れて飲んでいるようです。(泣)
タイ人のパートナーがいてタイに住んでいるあなたのファミリーや親戚周りにもこの肥満問題が潜んでいませんか?

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